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満城尽帯黄金甲

2007年1月3日、台北西門の絶色戯院にて鑑賞。
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今年最初の映画鑑賞が、Jayの「満城尽帯黄金甲」とはアジア映画ファンとしてなかなか幸先が良い。
それに、日本ではいつ公開になるかわからないし、すごく見たかったんですわ~。
さて、映画は見たものの、中文字幕ではいまいち理解できない部分があるので、雰囲気だけ味わってください。

理解できた人間関係。
★王妃(コン・リー)は、王(チョウ・ユンファ)の後妻で、長男の皇太子(リウ・イエ)とは、かつてデキていた。
★次男王子(ジェイ・チョウ)、三男王子は王妃の実の子。
★皇太子は、宮廷お抱えの医師の娘といい仲。これを嫉妬した王妃から嫌がらせを受ける。

皇太子は宮中にいるばっかですが、次男王子は戦術に長けていて、王にとっても頼もしい存在。甲冑を着たジェイがかっこえええー!
でも、花びら風呂に入ってる姿は似合わなすぎて笑っちゃいました。まあ、王子様なので仕方ない。

これって一応、ユンファが主人公なんですかねえ~?
でも、一番美味しい役どころは個人的には、ジェイでした。
だって、王様は悪役だしね。。たぶん。やることが卑怯でドSで、めっちゃ憎たらしいもん(笑)
ああ、リウ・イエも良かったですよ。「山の郵便配達」みたいな素朴な感じではなく、宮女とイチャついてる姿なんか、エロいし可愛かったです。(笑)

エロいといえば、王妃を始めとする宮女たちの衣装が!
みーんな胸の谷間を圧縮して強調するような衣装ばっかり着てて、字幕よりそっちに目が行ってしまいます。
特にコン・リーなんか、最初はおとなしめだったのに、終わりの方では先端ギリまで半出し状態になってましたから。
ダンナも胸ばっか見てたらしく、「あれは王様の趣味やな」と言ってましたが、それを言うなら
チャン・イーモウ監督の趣味ではないだろうか。。オッパイ星人なのね、張導演。。

中国映画の見どころといえば、人口の多さを生かした群集シーンでしょう。
城内に菊の花を人海戦術でいっせいに並べるシーンなんて、圧倒されますわ~。
あ、でもジェイが率いる黄金甲の軍勢が城に向かってくるところの後方部隊はCGかな~と思います。なーんか、人の輪郭があいまいで(苦笑)ゲーム画面を見ているようでした。

この監督の撮る作品は、セットや衣装の色彩が目が覚めるように鮮やかで美しい。
城内部の豪華な作りや、王族の艶やかな衣装、女性の髪飾りの細工など細部にいたるまで、華やかで見ていてうっとりしました。

私はジェイの演技を見逃したくなかったのでなんとか起きてましたが(^^;)、日本で受けるかな~、これって。。
ジェイもがんばってましたが、元々アクションスターではありませんからね。日本人受けしそうなアクションシーンが少ないんですよ。
最大の見せ場が、MV「黄金甲」にあるような金の甲冑着たジェイが王様の軍勢と戦うところなんですが、ほとんどラストの方だし。
ここでのジェイが無敵で、一人で1000人くらい一気に叩きのめしておりました。強すぎ。
そうそう、私の最大の謎は「なぜ次男王子が王に謀反を起こしたか」という一番大事なポイントです。そこさえ、わかればもっと楽しめたのかも。。だから日本公開されるのが楽しみです。
「HERO」より「LOVERS」の方が好き、という人なら好きな話かもしれません。男性よりも女性ファン向けかな。

エンドロールに流れる「菊花台」がせつなくて泣ける~!そうか、菊花台ってそういうことだったのか。。
でも、そんな余韻を感じる間もなく、台湾人たちはみなさっさと出て行ってしまうので、こっちも居心地が悪くなり退場。。だって、掃除のお姉さんがもう劇場内に入ってくるしさ!
ここは絶対日本公開の折には、しっかり聞きたいものですね。
今回はエンディングテーマ差し替えなんかしたら、絶対にアカーン!!
なぜなら、映画のラストシーンにかぶるように「菊花台」が流れるので、ここで別の曲が流れたらぶち壊し!
日本の配給にエイベ○クスが、からんでこないことを強く願います。。


以下、ネタバレありの補足なので、ご注意。

★補足★
2008年4月13日に、日本語字幕にて鑑賞。

いや~、最初に見た時よりずっと楽しめましたわ!
謀反も何も、元はと言えば王が、嫁と息子の不義を知って怒ったせいか。
国を揺るがすような事件の発端としては、小っさいな(笑)
そんなん、嫁を実家に帰したら済むことやん。という庶民的な対策は無理なんでしょうね。
「菊花台」もゆっくり聞けましたしね。日本の映画館はええわ。
by loveapops | 2007-01-08 22:43 | 映画感想

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